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2022.09.13
セルフケア

大切な気のエネルギー

これは私の鍼の先生、レイチェル・ムーア-バイトラーさんからもらったハガキです。これは彼女のビジネス用のハガキでアーティストのジョーダン・キムさんがデザインしたものです。とても綺麗だし、「あなたの気のエネルギーは貴重です」というシンプルな一文がとても良いと思い棚に飾ってあります。これがセルフケアの基本だと思うからです。

古代中国の思想によると気とは私たちを形成し、生かす生命力やエネルギーと考えられています。ここでは肉体的、精神的なエネルギーと考えれば十分だと思います。私を含め。現代人の多くは自分のエネルギーレベル、特に精神的なエネルギーに十分な注意を払いません。肉体的なエネルギーについては、比較的わかりやすいと思います。例えば久しぶりに長いハイキングをすれば、その後疲れを感じ休息が必要であることが分かります。でも精神的な疲労については、意志(もしくはコーヒー!)の力で乗り越えられると信じている人が多いのです。その結果、昼も夜も、そして季節を問わずいつも生産的であるべきと思ってしまいます。

面白いことに私たちは車に対してはもっと気を配ります。ガソリンがどれだけ残っているか、いつガソリンスタンドへ行くべきかを無視している人はあまりいないでしょう。私たちは、少なくとも車に対してと同じくらいは、自分の精神的なエネルギーに注意を向けた方がよいのではないでしょうか?そうでないとバーンアウト状態になってから、エネルギーがなくなったことに気がつくことになります。

気のエネルギーを大事にする第一歩として、自分に次のような質問をしてみてください。

「今、自分にはどれくらいのエネルギーが残っているだろう?0から10の尺度で0が疲れ切っている、10は気力がみなぎっているとしたらどのエネルギーのレベルはどのくらいだろう?」

数字ではピンとこなければ?、?など絵文字で表現してもいいでしょう。

こんなふうに自分のエネルギーに気をつけていると、どのような時に気力があり、どんな時にエネルギーが落ちてくるかの傾向にも気づけるようになってきます。そして午前中の方がやる気に満ちて生産的であることに気づいたら、午前中により創造的な仕事や複雑な仕事をして、午後には単純な作業をするようなプランを立てても良いでしょう。

そしてエネルギーレベルが低いことに気づいたら、昼寝をする、散歩をする、お茶を飲む、好きな音楽を聴く、あるいは単に数回深呼吸をするなど、あなたにとってエネルギーを補給するようなことをするといいでしょう。または仕事を早めに切り上げるとか、より単純な仕事をすることを選んでも良いでしょう。

ただ時には無理をしないといけない時もあります。そんなときは私は、片手を胸にもう片方の手をお腹に当てて何度か深呼吸しながら「今頑張ってくれてありがとう、週末は必ず休むね」と自分に約束をします。

私は「回復中の」ワーカホリックなので、いまだに自分のエネルギーレベル、特に精神的なものを無視しがちです。でも徐々に自分のエネルギーに気を配り、大事にすることを学んでいます。このブログでは、自分で試したりクライエントに紹介してりして役に立つと思ったセルフケアのアイデアを紹介していく予定です。